紫ニキビを潰すとどうなる? | 紫ニキビを潰してしまった時の対処法

紫ニキビというとあまりなじみがない人が多いかもしれません。

その名のとおり、紫色になったニキビのことです。赤ニキビよりももっと濃くて、内出血のような色をしています。

実際、膿に血が混ざっているためにそのような色をしているのですが、この紫ニキビができるようではかなりニキビの症状としては悪化している状態です。潰すというのは考えないほうが良いかもしれません。

紫ニキビの特徴と見分け方

通常、ニキビができるときは、白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビという順に進行して、治っていきます。

しかし、赤ニキビの段階でよりひどい炎症を起こしてしまうと、肌の奥にある毛細血管などにもダメージが加わり、膿に血が混ざってしまうことがあります。

さらに、炎症によって腫れあがっているため、ニキビとしては最も重症化した状態といってよいかもしれません。皮膚のかなり奥まで炎症が進行しているということがわかるのです。

見分け方は、やはりその色で、紫色に染まっているので一目見てわかるでしょう。

こうして紫ニキビができる原因としては、ニキビの治療が不十分で炎症が悪化した場合や、毛細血管がもろい体質、炎症がひどくなりやすい体質など、さまざまなものが考えられるため、一概にそれまでの治療を否定することはできません。

炎症が起こっていることもあって、触ると痛みを感じる場合が多く、気になると思いますが触らないようにしましょう。

ニキビを触ると手についた雑菌などがニキビに悪影響ですし、触っているうちにうっかり潰してしまうこともあります。

紫ニキビは潰しても良い?

紫ニキビは、赤ニキビなどに比べても炎症の症状が重いニキビです。

そのため、潰すのは厳禁です。

色のせいでかなり目立つため潰したいというのもわかりますが、手で潰しても早く治るわけではありませんし、むしろ跡が残りやすくなってしまいます。

触ると痛いこともあって、逆に触ってしまうという人もいますが、そうするとニキビ周辺の組織にダメージがあるだけでなく、毛細血管に傷がついて内出血の色が消えなくなってしまうこともあります。

そのためケアとしては通常のニキビと同じように洗顔をきちんとして、手や髪も清潔に保ち、保湿を十分に行って肌の健康を守ることが大切です。

短期間ですぐに治すというのは難しくて、美容外科や皮膚科でレーザー治療を行っているところで治療を受けると、やや短期間で治る可能性もあります。

ただし、こういった治療には費用が高額になる場合もあるので、事前に保険適用かどうかなどを確認しておいたほうが良いでしょう。

いずれにしても、紫ニキビにまで炎症が悪化したニキビは、専門医による治療を受けたほうが良いです。病院では、塗り薬だけでなく飲み薬なども併用しながらニキビ治療を行っているため、より高い効果が期待できます。

 

紫ニキビを潰した後のケアは?

紫ニキビは潰さないのが鉄則ですが、潰してしまったら速やかにケアを行いましょう。

  • いつも使っている洗顔料などを使って優しく洗顔を行い、潰したニキビに軟膏などを塗る。とにかく清潔に持つことが大切なので、その後は絶対に触らない。
  • 潰した時の傷口が収まるのを待つ。その際、栄養のあるものを食べて、睡眠を十分に取るなど、生活習慣を見直しが必要となる。

紫ニキビほどの炎症になってしまうと、病院で抗生剤をもらって治療を行うことも多くなります。つまり、それだけ体の状態が重要だということです。

不規則な生活や夜更かしなどが続くと、体は炎症を起こしやすくなりニキビも重症化しやすくなります。規則正しい生活を送り、体力をつけることも紫ニキビにならないためには重要です。

保湿は重要ですが、いろいろ試しても紫ニキビが治らないという場合は、いっそ病院に行ったほうが速い場合もありますし、薬代も市販薬より安く済むこともあります。

ニキビで病院に行くのは敷居が高いという人もいるかもしれませんが、病院ではニキビ患者は非常に多いため、気にすることはありません。

 

まとめ

紫ニキビは、ニキビの中でも非常に症状の重いニキビです。

色も濃いので目立ちやすく、出来てしまうと非常に気になるためつい潰してしまう、という人もいるでしょう。

しかし、紫ニキビは炎症がきついだけに、治ってからのニキビ跡もひどくなりやすく、場合によっては紫の色が残ってしまうこともありますし、炎症によって皮膚の組織が壊れてデコボコ肌になってしまうこともあります。

ニキビ跡のケアには長い時間がかかるので、できるだけ早期に治療を行って、紫ニキビにならないようにしましょう。

なってしまった紫ニキビは、潰さないように気を付けて、根気よく治していく必要があります。

時間はかかるでしょうが、ニキビ跡も含めてじっくり治療を進めていきましょう。

ターンオーバーを繰り返すうちに、少しずつ症状が改善していったという人も多いので、あきらめずに通うことが大切です。


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